ロルフコンセプト 姿勢と心のリハビリ
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姿勢と便秘

排便は通常、1日に一回見られるそうです。日本内科学会では、「3日以上排便がない状態、または毎日排便があっても残便感がある状態」と基準を出しています。

薬を飲んだり、食事を気をつけてもなかなか改善されない方は、姿勢が影響しているかもしていません。

腸の動き

解剖の本で腸を見ると、まるでその場所に固まっているかのように見えますが、腸は腹腔内を動くことができます。解剖学実習で実際に見ましたが、腹膜に少し切れ目を入れるだけで腸が自然と外に出てくるくらい自由に動けます。

また腸は自律的に動くこともできます。その一つに蠕動運動と呼ばれる腸の動きがあります。食物が腸の中に入ると、腸にある平滑筋が収縮と弛緩を繰り返し小腸から大腸へと運んでいきます。

 

余談になりますが、腹腔を開いて腸を全て出すような手術後、腸を戻す時はかなり大雑把に戻すみたいです。大雑把に戻しても大丈夫なくらい腸は自律的に元の位置に戻るそうです。

 

便秘の原因に水分や食物繊維の不足、今流行りの腸内フローラによる影響はもちろんありますが、根本的に腸が動けなくなってしまうことが便秘の原因になります。

 

なぜ腸が動けなくなってしまうのか?

腸が動くためには、腸が動けるためのお腹の空間(腹腔容積)が必要になります。この腹腔容積は、姿勢によって変化します。

 

猫背のようにお腹を潰しているような姿勢は腹腔容積を小さくしてしまい腸の動ける範囲を狭めてしまいます。反対に胸を張りすぎてしまったり、腰を反りすぎてしまっても背面や前面の腹腔容積を狭めてしまい、体が捻れていたり、傾いていると脇腹の部分を潰してしまい腹腔容積を小さくしてしまいます。

 

 

食事を気をつけたり、お腹のマッサージをしても改善されない方は、日頃の姿勢を改善することをお勧めします。

 

姿勢は筋膜で決められてしまうため、効率的に姿勢を変えるにはStructural Integrationをお勧めします。