ロルフコンセプト 姿勢と心のリハビリ

姿勢と筋力

筋力と姿勢には、密接な関係があります。筋肉の長さや関節の角度によって収縮力や関節を動かす力が変わってきます。

また、関節の位置によって同じ筋肉でも作用に変化がみられます。

 

筋肉の長さと収縮力

筋肉の長さと筋肉の収縮力には一定の関係を持っています。その関係を表したのが長さ張力曲線です。筋肉の長さが短すぎても長すぎても発揮できる力は小さくなってしまいます。

そのため、関節の位置関係(姿勢)によって筋肉の収縮力に違いがでてしまいます。

 

 

筋トルクと関節角度

関節を動かす力(筋トルク)は、筋肉の張力の大きさだけでなく、関節の回転する中心から力の作用線の距離で決まります。

そのため、関節の角度(姿勢)によって関節を動かす力(筋トルク)の大きさに違いがみられます。

ダイナミックカップリング

一つの関節で発生した筋トルクが他の関節にまで影響を及ぼすことがあります。このことをダイナミックカップリングと言います。野球の投球動作やテニスのサーブは、体幹からの筋トルクを末梢まで伝えることで素早い動作を生み出すことができます。

姿勢により筋トルクの伝わり方は異なるため、スポーツなどの早い動きに影響を与えてしまいます。

関節の位置と筋肉の機能

肩関節関節のように、3軸に動く関節は関節の位置(姿勢)によって機能の変化がみられます。

肩の上に覆い被さっている三角筋の前部は、腕が内側に位置する時と外側に位置する時では作用が異なります。

まとめ

姿勢により筋肉の張力や関節を動かす力、作用が変化するため、パフォーマンスを変えたい方は姿勢を変えることで変化の違いを実感できると思います。また、日常生活で疲れやすい方は、日頃の動作が効率よく行われていないことが原因かもしれません。

 

姿勢は筋膜で決められてしまうため、効率的に姿勢を変えるにはStructural Integrationをお勧めします。

参考図書

姿勢の脳・脳神経科学 ーその基礎から臨床までー

 

基礎運動学 

姿勢と歩行 協調から紐解く