ロルフコンセプト 姿勢と心のリハビリ

膝の痛み

膝が痛くなる原因

膝が痛くなってしまう原因の一つに、歩いている時や運動をしている時に膝の一部だけに負担が加わることが原因となります。

膝の一部に負担が加わることで、膝が本来持っているクッションがすり減ってしまい、膝の周りの組織を傷つけ痛みが出てしまいます。また、加重を受け続けた部位は骨が変形してしまい膝本来の動きができなくなり、動かしただけでも痛くなってしまいます。

骨の変形

骨は常に破骨細胞と骨芽細胞の働きにより、破壊と再生を繰り返しています。

この二つの細胞は、骨に加わる力で働く量を変えます。骨に加わる力が多いと、骨を守らないといけないため骨芽細胞が多く働きます。逆に骨に加わる力が少ないと守る必要が無いので破骨細胞が多く働きます。宇宙飛行士の骨がスカスカになってしまうのも、力が加わり続けた膝や指、背骨の骨が太く変形してしまうのもこのためです。

一部分にだけに力が加わってしまうと、骨芽細胞が働き骨の変形を引き起こしてしまいます。

本来の膝の動き  スクリューホームムーブメント

膝を曲げたり、伸ばしたいする動きはまっすぐ動いているように見えますが、実は左右に捻れながら動いています。

このことをスクリューホームムーブメントと言います。

膝を伸ばすと、膝から下(下腿)が外側へ捻れる(外旋)動きをします。この動きがでることで膝を完全に伸ばすことができ、膝への加重も分散することができます。

なぜ一部分に負担が加わってしまうのか?

内股やガニ股のように、膝の位置が固定された状態で荷重する(歩く、運動をする)と一部分のみに負担が加ってしまいます。

膝の位置が固定されてしまう原因に、足関節や骨盤の影響があります。膝は、足関節と股関節の間にある関節であるため、両方の影響を受けて膝の位置が決まります。

足関節の影響

猫背の治し方で説明した運動連鎖により、足関節の位置が膝の位置に影響を与えてしまいます。

足関節が内側を向くと、膝は外側に向いてしまうためガニ股のような膝の位置になってしまいます。

また、足関節が外側を向くと内股のような膝の位置になってしまいます。

上記のような状態で荷重を続けることで膝の一部に負担を加えてしまい痛みの原因となってしまいます。

 

骨盤・股関節の影響

足関節の運動連鎖のように、骨盤からの運動連鎖もあります。

骨盤が後方へ傾くと、股関節は外側に向きガニ股のような膝の位置になってしまいます。

また、骨盤が前方へ傾くと、股関節が内側へ捻れ内股のような膝の位置になってしまいます。

上記の状態で荷重を続けることで、膝の一部分に負担を加えてしまい痛みの原因となってしまいます。

まとめ

膝に痛みがでると膝に対して温めたり冷やしたりする方が多いと思いますが、膝自体が問題なっていることは少ないです。

膝関節は関節と関節の間に挟まれているため、骨盤や足関節、また全身の繋がりが痛みを引き起こす原因になってしまいます。膝の痛みを根本的に解決するには、膝だけではなく全身の繋がりを考えていく必要があります。

 

姿勢は筋膜で決められてしまうため、効率的に姿勢を変えるにはStructural Integrationをお勧めします。