ロルフコンセプト 姿勢と心のリハビリ
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トーマスマイヤースと学ぶ筋膜解剖実習コース 3〜4日目

3〜4日目

3〜4日目は、全身を包んでいる深筋膜を開き、各筋肉に分けていきました。

深筋膜の下の状態

深筋膜と各筋肉を包んでいる筋膜に繋がりがみられました。

場所によっては脂肪が入り込んでおり、分離が困難となっています。

 

また、深筋膜と筋肉を包む筋膜の繋がりだけではなく、

筋肉を包む筋膜同士にも繋がりがありました。

解剖学のように筋肉が個々に分離して存在している部分は、

全身を通じてありませんでした。

腹部の筋肉

腹部の前にある筋肉は、主に外腹斜筋、内腹斜筋、腹直筋、腹横筋がありますが、

それぞれの筋肉はかなり強い繋がりがあり、お腹の前で一枚に繋がっています。

そして脚や腕の筋肉と比べてとても薄いです。

 

この状態を見てしまうと、個別の筋肉に収縮をさせていくという考えは現実的ではないと思いました。

個々の筋肉の作用を考えるのではなく、お腹の前にある一枚のシートに各筋肉がどのように張力や圧力を作るかを考えていく必要があると感じました。

腹部と胸郭の繋がり

腹部と胸郭は、内側で内臓を包む膜(腹膜)と肺を包む膜(胸膜)が

横隔膜を通じて繋がっており、一つの袋のようになっています。

また、肺の真ん中に位置する縦隔も横隔膜を通じて腹膜に繋がっており、

腹部での筋肉出力を胸郭にまで伝える構造となっています。

腸腰筋と横隔膜

トムは腸腰筋と横隔膜の関係を「コブラ」と説明していました。

腸腰筋と横隔膜は繋がりがあり、その姿が蛇の「コブラ」のように見えます。頭の部分が横隔膜で胴体が大腰筋です。

大腰筋の収縮は横隔膜に張力を与え、

さらに腹部と胸郭の繋がりから、腹腔・胸腔に圧力を与えるため体幹を安定させることができます。